「……桃李さん」 泣いちゃダメだと思ってるのに泣きそうになる。 「頬、痛かったね。それに無理矢理キスされて酷い顔してる」 桃李さんはそう言って私の頬にペタっと湿布を貼った。 「……光くん、なにがしたいんだろうね。桜夜、完全にキレてるよ」 「……」 そう言った桃李さんの言葉に桜夜くんのほうを見ると桜夜くんはさっきを超える勢いで光くんを殴っている。 ……桜夜くんの手を血だらけにしていいの? 私ができることは……