Flower black




「……プレゼント。Queenになってくれたお礼に」


「……ありがとう」



プレゼントなんて生まれて初めて貰った。



「嬉しい……」



私はつけてもらったネックレスを見て優しく微笑んだ。



「……あー……もうダメかも」


「え?」


「ごめん、蘭。嫌だったら突き飛ばして」


「え、桜夜く……」



その瞬間、綺麗な桜夜くんの顔が私の前に近づいて唇が触れた。