「よかった。蘭をQueenにして……すごく心強い」 「……っ」 ニコッと笑ってそう言う桜夜くんに私はドキッとする。 なんだろう、この空気……こそばゆいのにすごく心地いい…… 「蘭、これあげる」 「?、ネックレス……?」 桜夜くんはポケットから箱を取り出してチャリっとネックレスを私の首に回した。