「お母さんが入院した頃から同じ病院に入院している同い歳の幼馴染なの。この前まで集中治療室にいたから久しぶりに会って……」 「へえ……僕も今度ぜひ2人に会いたいな」 「うん、お母さんも喜ぶと思う」 私がそう言うと桜夜くんはニコッと笑った。 「……あ」 「どうしたの?」 私がなにか思い出したようにそう言うと桜夜くんは頭にハテナを浮かべた。