「……光(ひかる)くん?」 「蘭! 久しぶり」 「久しぶり……こっちの病棟に戻ってきたの?」 「うん、少し回復したから」 「そっか……」 光くんは私と同い年で小学生の頃からお母さんの病院に入院している幼馴染。 最初、お母さんと大部屋の同じ部屋で同い年の私たちはすぐに仲良くなった。