「いやー……いいね、蘭ちゃんが2人に心を開いてる感じ! 高校生の時の海桜に似てる。ね、桜雅さん!」


「な、なにいってるの瑠璃! 蘭ちゃんのほうがピュアよ」


「あー……似てるな。確かに」



そう言い合う海桜さんたちに私はまた嬉しくなる。


海桜さんに似てる……それも嬉しいな。


高校生の時の海桜さん、見てみたかったかも。



「なに言ってるの、蘭は蘭! ほら、蘭お腹すいたでしょ。上でご飯食べよう」


「え? う、うん」



桜夜くんはそう言って私の手をグイッと引っ張った。