「僕、普段女の子と関わらないから。そう思うと蘭は特別かも」 「……そうなの?」 「うん。なんだろうな……惹かれるものがあるんだろうな、蘭には。だから銀河も蘭のこと繋ぎとめてたんだよ」 「……よく分からないけど……」 私に惹かれるもの? そんなものどこにあるんだろう。 「……蘭はかわいいし強いと思う。自分をあんまり下に見ないでね」 「……」 桜夜くんはそう言ってポンっと私の頭の上に手を置き、家の前に着いた車から降りた。