さっきとは全く違う笑顔の表情に戸惑いながらも私は気になったことを聞く。 「私の借金のお金って……」 「ああ、気にしないで」 「き、気にするよ。だって桜夜くんのお父様のお金でしょ? 3000万なんて大金、まだ会ってないお父様に借りる訳には……!」 私がそう言うと桜夜くんはクスッと笑った。 菊磨さんも横を向いて少し口角をあげる。 な、なに? 「本当に気にしなくていいんだよ、蘭。だってあれ、僕のお金だし」 「……え?」