【短編】その笑顔、俺にちょうだい。



朝は誰も通らない廊下で、

「お兄さんとは付き合ってない…」

葉乃は意味の分からないことを言った。



「は?」

「昨日冬夜さんに言われたの、付き合いたいって。
でも断っちゃった」

「なんで…?」


意味が分からない。

兄貴は付き合うことになったって言ってたよ。