「ねぇ、お願いがあるの。」
「……何?」
「彼シャツって、着てみたい。」
「…なっ、何言ってんだ…」
あ、真っ赤だ。
「だってー、憧れてたんだもん。」
照れたときのクセで眼鏡のブリッジを上げる蓮。
「……シャツってわからない。
Tシャツでいいのか?」
「うん!」
お風呂上がり、蓮から借りたTシャツはやっぱり大きくて、蓮に包まれているみたいだった。
なんとなく…蓮もちょっと興奮していたように思う。
その夜も、大きなベッドなんて必要ないくらい、ぴったりくっついて眠った。
ベッドサイドのテーブルには、私のあげた目覚まし時計があった。
使ってくれてるんだ。
蓮の生活の一部に私がいると思えて、嬉しかった。
◇◇
「……何?」
「彼シャツって、着てみたい。」
「…なっ、何言ってんだ…」
あ、真っ赤だ。
「だってー、憧れてたんだもん。」
照れたときのクセで眼鏡のブリッジを上げる蓮。
「……シャツってわからない。
Tシャツでいいのか?」
「うん!」
お風呂上がり、蓮から借りたTシャツはやっぱり大きくて、蓮に包まれているみたいだった。
なんとなく…蓮もちょっと興奮していたように思う。
その夜も、大きなベッドなんて必要ないくらい、ぴったりくっついて眠った。
ベッドサイドのテーブルには、私のあげた目覚まし時計があった。
使ってくれてるんだ。
蓮の生活の一部に私がいると思えて、嬉しかった。
◇◇



