一生ものの恋をあなたと

「だから、東京を早く引き上げさせたかったんだ。
インターンとしてHASEGAWAで受け入れてもらえて助かった。
蓮が人間らしくなったって、親も喜んでてな。」

「蓮くんは……知ってるはずだ。
雅が“さかのうえみやび”で、愛の義姉だと言うことを。
昨日、何も言わなかったけど、俺のこともわかったはずだ。」

「…その男が引っかかってるんだろう。
愛ちゃんに相手がいなければ、復縁したいと思うはずだ。」

「だから!
愛にそんな相手はいないはずだ。
それに、本当に蓮くんと付き合ってたのなら、そんなにすぐに気持ちは変わらないと思う。
髪は確かに切った。
でも、逆に言えば、それほどの想いだったってことだ。
中途半端な気持ちじゃなかったんだろう。」

「蓮に、望みはあるのか?」

「…わからない。
浮いた話ひとつない子だったんだ、愛は。
正直、俺も混乱してる。」

「…お前に、聞かせてやりたいよ。
あの目覚まし時計。
すごく可愛い、いい子だ。
蓮を本当に想ってくれていたのが
わかる。」

「当たり前だろ?
俺の妹なんだ。
いい子に決まってる。」