心を弾ませながら、お水の入ったジャグを持って彼のところへ行く。


『お客様、お水をおつぎいたしましょうか?』


ちょっと、にやけながら私を見る彼。


『お願いします』


そう差し出されたグラスには、あまり飲んでいないのか、水が半分ほど入っていた。


今日の私の仕事は、18:00まで。
それを伝えてあったので、彼は私が着替えて帰り支度をする18:30頃までここにいて店を出ることを聞いていた。


あまり減っていないけど、彼のグラスに水を注ぎテーブルに置く。