起きてすぐに洗濯機を回し、朝食を作る。

まだまだ、料理を勉強中の私。
でも、少しでも美味しく、栄養あるものを食べてもらいたくて自分なりに頑張ってる。

朝ごはんをきちんと食べる彼のために、これから毎日がんばろう!と自分に気合いを入れる。

彼を起こし、一緒にご飯を食べる。

私の料理を美味しい!って言って完食してくれた、けんちゃん。
空になった食器を見て嬉しくなった。


『ありがとう、けんちゃん。
まだまだ、下手な私の料理を美味しい!って食べてくれて…』


『え?だって本当に美味しいんだもん!
陽子の料理は美味しいよ。
それに、俺の口に合う味付けなんだよな~。だから、自信もって!』


彼の優しさに朝から感激しちゃう。
好きな人の口に合うって、すごく嬉しい。


あ、そうだった…。感激している暇はなかったんだよね。
早く仕事に行く準備しないと!