それから、私たちはお互いの親に報告し、私は親友の、りこちゃんにも婚約を報告した。


『本当に?おめでとう!!
何かすっごくうれしい!』

『2人は運命の赤い糸で結ばれてたんだね、きっと』


りこちゃんはそう言って、喜んでくれた。


彼と2人で相談し、すぐに一緒に暮らしたいのは山々だけど、経済的に考えて、少しだけ結婚は先にすることにした。

それでも、結婚の約束を交わしたことに変わりはなく、私たちは゛恋人゛から゛婚約者゛になった。


この3年間の間に、お互いの親や家族には何度か会っていた。

私たちが真剣に交際していることは、お互いの親や家族が知っている。


私たちは社会人になって、まだ3年は経っていない。
せめて3年経ったら…というお互いの親の意見もあり、来年の6月頃に結婚することにした。