『陽子の事も、うちの両親、褒めてたよ！
ステキな子だね、って。優しくて、気立ての良いお嬢さんだ、って！
うちのお嫁さんに来てくれたらいいんだけどねぇ…って。
兄弟も、陽子ちゃんなら、うちの家族になってくれたら嬉しい！って思う、ってさ！』
『えっ？本当に？すごく嬉しい！
けんちゃんのご両親やご家族に認めてもらえるなんて、すごく嬉しい！
けんちゃんのご両親やご家族、みんな優しいし、私これからちゃんと上手くやっていけるかなぁ…』
彼のご両親や家族がみんな優しくて良い方たちなのは分かってる。
でも、いざ結婚して゛嫁゛となると、もしかしたら何か違っちゃうのかな…。
不安が拭いきれない。
『大丈夫！陽子なら上手くやっていけるよ！
それにもしも、うちの親とか家族が陽子に何か嫌なこと言ったりやったりしたら、僕がちゃんと陽子を守るから！
僕がちゃんと間に入って、陽子の事、フォローするつもりだし。
だから安心して！』
『うん！けんちゃんに守ってもらえる、フォローしてもらえるって、すごく心強い。でも、きっとご両親も他のご家族もそんな事しないだろうけど…。
私は至らない事がたくさんあると思う。
でも、頑張るから！
…ふつつか者ですが、これからも末永く、よろしくお願いします(笑)！』
『こちらこそ、ダメなところも多いと思うけど、これから末永く、よろしくお願いします(笑)！』
嬉しかった。私の少しの不安も、彼は気づいてフォローしてくれる。
この人を選んで、そして、この人に選んでもらえて本当に良かった！
