照れたように私を見つめる彼。


『良かった~。てっきり陽子に呆れられてるかと思った。
でも、さっきは自分でもどうにもできなくて、イライラして…』


彼はさっきまでの照れた顔はどこかへ行ってしまったように、真剣な顔になる。


『もう!誰にも渡すつもりないし、陽子は俺のだって、ちゃんと分からせてあげる!』


そう言って彼は、激しくキスをしてくる。
こんなに急に激しいのなんて、珍しい…。


彼の息がどんどん荒くなる。
そして、彼のキスは私の体のあちこちをせめる。


『っん』


唇、耳、首に…。だんだん着ているものをはがされていく。
私の体は素直に反応してしまう。