この世界からの逃避行

数学のおじいちゃん先生がに子守唄なりうとうとしていると隣から

「神野さん、あの教科書見せてくれない、かな。」

と声をかけられる。
そうか、転校初日だし教科書が全部揃って
ないのだろう。

「深透でいーよ。はいどうぞ」

しかしやけに宮沢さんは目を合わせないな、
人見知りなのだろうか。
最初見た時は人を近ずかせんというように凛としていたイメージだったがそのイメージが崩れて一気に可愛らしく見えた。

「あ、ありがとう、私のことも恋って呼んで…よろしくね深透、ちゃん」

人見知り、というよりオドオドしているように見えるけれど。
まぁそんなことは置いておいて授業に集中しよう。