「……まあ、犯人じゃなくて本当によかったけど」

絵麻はアレンとニコニコしながら話すエドワードを見ながら呟く。甘く情熱的に口説かれ、絵麻の胸は正直高鳴るようになっていた。

「絵麻さん、やっぱりあなたは素敵な人ですね。会えてよかった。日本にいる間、もっとあなたのことを知りたいです」

気が付けばエドワードに絵麻は手を優しく重ねられていた。エドワードの目にはとろけた目をする絵麻が映っている。

「……私もあなたが知りたいです」

絵麻の口から自然と言葉があふれていた。エドワードが「やった!」と小さく呟く。

絵麻はとっくにエドワードに心を奪われていた。