白河はやがて「……う、」とか細い声で言った。
「上靴を隠されたり、教科書を破られたり、髪を切られたり……色々と」
「……え」
うわ。それはマジなやつだ。
「そ、そっか。それじゃあ仕方ないよな……。うんうん」
これ以上嫌な事を思い出させるのが酷で、俺は暫時口を噤む。
あ……。
「あのさ。俺の事は怖くないの? 俺も一応男だけど?」
実はずっと気になっていた事だ。白河の目に俺はどう映るのだろう?
彼女は俯きがちに手で髪に触り、恥ずかしそうに頬を緩ませた。
「怖くないです。和奏先輩は優しいし、特別なので」
「え」
思わず目を丸くした。
グサっと心臓をハートの矢で射抜かれたような衝撃が走る。
なにこの子、天然!? 天然記念物なの?? 何か……素で告られた気分になるのは俺だけ??
ってか、いけんじゃねーの?
俺、白ゆりと付き合えんじゃ……?
そう考えた所で、"これ"が恋かどうかを真剣に考えた。
白河は可愛いと思う。とびっきりの美少女で、連れて歩いていたら今日みたいに羨望の眼差しを受ける。
けど多分。
それだけだ。俺はこの子について、ほとんど何も知らない。
そう考えたところで、急にグウ、と腹が鳴った。
「上靴を隠されたり、教科書を破られたり、髪を切られたり……色々と」
「……え」
うわ。それはマジなやつだ。
「そ、そっか。それじゃあ仕方ないよな……。うんうん」
これ以上嫌な事を思い出させるのが酷で、俺は暫時口を噤む。
あ……。
「あのさ。俺の事は怖くないの? 俺も一応男だけど?」
実はずっと気になっていた事だ。白河の目に俺はどう映るのだろう?
彼女は俯きがちに手で髪に触り、恥ずかしそうに頬を緩ませた。
「怖くないです。和奏先輩は優しいし、特別なので」
「え」
思わず目を丸くした。
グサっと心臓をハートの矢で射抜かれたような衝撃が走る。
なにこの子、天然!? 天然記念物なの?? 何か……素で告られた気分になるのは俺だけ??
ってか、いけんじゃねーの?
俺、白ゆりと付き合えんじゃ……?
そう考えた所で、"これ"が恋かどうかを真剣に考えた。
白河は可愛いと思う。とびっきりの美少女で、連れて歩いていたら今日みたいに羨望の眼差しを受ける。
けど多分。
それだけだ。俺はこの子について、ほとんど何も知らない。
そう考えたところで、急にグウ、と腹が鳴った。



