「そういうの……嫌いじゃない……」
は?
どういう意味?
続きを言え!
そう思ったけれど……
顔じゅう真っ赤にしてうつむいているほのかの姿が目に飛び込んできて、絶句。
ちょっと待て。
ほのか、その顔を今すぐ何とかしろ。
俺の目の前で『恥ずかしいです』と言わんばかりのモジモジを続けるほのか。
あまりのかわいさに、体中が火照りかゆみが走る。
マジで……
かわいすぎ……
俺の瞳にほのか以外映したくない……
もっともっとその顔を見せて欲しい。
もっともっと、俺でキュンキュンして欲しい。
でも、レイジみたいなドロドロに甘いセリフは無理なんだ。
吐き出したら、俺の口がむずがゆくなるから。
おどおどしている姿が可愛すぎて困る。
俺は熱を帯びた顔を手で隠しながら、チラチラとほのかのことを盗み見ないと気がすまなくなっていた。



