しばらくして、ほのかの嗚咽が落ち着いた。
「レイジ君……みたいだったよ……」
ウサギみたいに可愛い声にドキリ。
「は?」
「電話の時の……綾星くん……」
はぁぁぁぁぁぁ??!!
レイジって、さっき俺が読んでたマンガの?
俺、そんな痛いセリフ吐いた?
自分でも気づいていなくて、グルグルと記憶を巻き戻す。
『ほのかの全部、もう、俺の物なんで』
『これだけ言ってもわかんないの? ほのかのかわいい声、誰にも聞かせたくない、マジで』
言ってるし……
俺、すっげーハズいこと口走ってるし……
無意識のうちに、ドロ甘レイジに乗っ取られていたんだ。
レイジ、お前恐ろしすぎだな。
大好きな雪だけじゃなく、俺の頭の中まで支配しようとしてんの?
って、一番気になるのはほのかの反応。
キモイことを口走った俺のこと、どう思った?
あまりに心配で、身震いだけじゃおさまらない。
ほのかは俺から瞳を逸らしながら、目を泳がせている。
あぁ~もうなんだよ!
俺に言いたいことがあるならはっきりと言え!
その言葉を俺が吐き出すよりも早く、ほのかの声が空気を震わせた。
「レイジ君……みたいだったよ……」
ウサギみたいに可愛い声にドキリ。
「は?」
「電話の時の……綾星くん……」
はぁぁぁぁぁぁ??!!
レイジって、さっき俺が読んでたマンガの?
俺、そんな痛いセリフ吐いた?
自分でも気づいていなくて、グルグルと記憶を巻き戻す。
『ほのかの全部、もう、俺の物なんで』
『これだけ言ってもわかんないの? ほのかのかわいい声、誰にも聞かせたくない、マジで』
言ってるし……
俺、すっげーハズいこと口走ってるし……
無意識のうちに、ドロ甘レイジに乗っ取られていたんだ。
レイジ、お前恐ろしすぎだな。
大好きな雪だけじゃなく、俺の頭の中まで支配しようとしてんの?
って、一番気になるのはほのかの反応。
キモイことを口走った俺のこと、どう思った?
あまりに心配で、身震いだけじゃおさまらない。
ほのかは俺から瞳を逸らしながら、目を泳がせている。
あぁ~もうなんだよ!
俺に言いたいことがあるならはっきりと言え!
その言葉を俺が吐き出すよりも早く、ほのかの声が空気を震わせた。



