見えないよ、見えないよ、全く!
社会人オーラというか。
大人の色気みたいなものが漂っているから。
私より年上だと思っていた。
「で、ほのかは? 高1くらい?」
ここっ、高1?
私、そんな幼く見えちゃうんだ。
でもしかたがないか。
頼りないってみんなから言われるし……
「もうすぐ……20歳です……」
あっ、固まっている。
オムライスを食べようと口を開けたまま。
「俺より2こ上ってこと?」
こくりと頷く私に向かって、一言。
「敬語の方が良い?」
「え?」
「ほのかさんって呼ぶべきる」
ちょ、ちょっと。
いきなりの優等生発言?
「敬語なんて……いいですから……」
「じゃあほのかも、敬語使うなよ」
お互いもじもじしながら目が合った。
二人同時に控えめに微笑んで。
心臓がくすぐったい。



