ドロ痛な恋が甘すぎて アミュ恋2曲目


 作戦変更、言葉尻を跳ね上げるように付け加えた綾星くん。

 何をするつもりなんだろう?

 うつむいたまま考えようとしたけど、私の脳は全く働かない。

 その時、いきなり後ろから綾星くんに抱きしめられた。


「ひゃっ! ちょ、ちょっと……綾星くん……?」


「このままほのかのこと、抱きしめていたいって言ったら、困る?」


 このまま?


「ここリビングだよ……綾星くんのご家族が……」


「大丈夫。店が閉まるまで誰も来ない」


「でも……」

 
「マジで信じられない。ほのかが俺の腕の中にいてくれるのが」


 綾星くんの顔が私の顔の真横にあって。 

 甘い綾星くんの声が吐息と一緒に耳にかかって。

 心臓が止まりそうなほどゾクッとしてしまう。


「すっげー苦しかった。ほのかは御曹司と一緒にいるんだろうなって、想像してた時間……」


 そんな風に思っていてくれていたんだ。


「だから、俺のこと安心させて」


「え?」


「俺のことを好きだって証明して」


「今?」


「そう、今」