ドロ痛な恋が甘すぎて アミュ恋2曲目

 
 え??

 ほのか、やめて。

 これ以上顔赤らめて、かわいく恥じらうは。


 恥ずかしさが伝染するから。

 顔の温度が下げられないくらい、体温が急上昇するから。

 親父の前で赤面なんて、マジで恥ずかしすぎる……


 でも。

 それでも。

 ほのかの手首だけは、どうしても離したくない。

 離したらもう、俺のところになんて現れてくれないかもしれない。

 それは絶対に嫌なんだ。


「綾星、ファンに見つかる前に家に行ったら?」


 親父の言葉にハッとした俺。

 ほのかの腕を引っ張りながら、店の奥を通り、自分の家にほのかを連れ込む。



「おじゃま……します……」


 緊張しているのが丸わかりのほのかの声が、玄関の壁に吸い込まれた。

 それ以外、俺もほのかも言葉を発しない。

 無言のまま、ほのかの手首の温度だけ感じながら、俺はほのかをリビングに通す。