「清水さん…すみません、手伝わせちゃって…」

それから清水さんはテキパキと飛び散った資料を拾うのを手伝ってくれた。


「いいえ。気をつけなよ?ヒールで走ると危ないから。少し貸して、手伝う。」

「ありがとうございます!」


改めて見ると、やっぱり綺麗な人だなぁ…。

水瀬さんといても絵になるし、こうして清水さんだけでもなんかこう、眩しい…!


「…私の顔に何かついてる?」

「あ、い、いえ!ただ…」

「ただ?」

「水瀬さんと、お似合いだな〜…なんて…」


何故か恥ずかしくて、目を逸らしてしまったけど。

言えた。ふたりがお似合いだって。




「…っふ、」