「ん…」
月曜日の朝。
どうせまた絢くんはいないだろうと1人ベッドでごろごろ………
「……え?」
…ぶつかった?
誰に…?
「…寝相悪すぎない?」
この声は…
「あ、絢くん…?」
なんと、隣には絢くんがいました。
それも寝起きの。
久しぶりに見る絢くんの寝起き顔……かっこい……じゃなくて!
「なんでいるの?!」
目をこすってベッドから起き上がる絢くんのパジャマの袖を掴む。
いつもならもうとっくに出勤してる時間なのに…。
「寝過ごした。」
土曜日。
私は絢くんに構ってもらえず、玲華の所へ行って昨日二日酔いで目が覚めた。
いつもより構ってくれた日曜日だったから、つい一緒に出勤してくれるのかな…なんて思っちゃったけど、やっぱりそうじゃないみたい。