「挨拶くらいなら、いいよ。」

ぼそっと絢くんが呟いた言葉に思わず包丁を落としかけた。


「ほ、ほんとに…?」

「2回は言わない。」

「ゔ……」


でも、言ってくれた。
挨拶くらいならいいって。


「明日、家でやる仕事済ませたらどっか出かける?」

「うん!でかけるっ!!」

「…はしゃぎすぎ。」


明日は久しぶりのおでかけデート。
楽しみすぎて、今夜は寝れなさそう…。