「し、し、新城社長…?!」
「驚きすぎ。」
「そりゃ驚くよ…!玲華って、新城社長と…その……」
この場合付き合ってる?って、聞いてもいいのかな…。
「付き合ってないよ。」
「そ、そうなんだ…」
やっぱり読まれてた。
けど付き合ってないのにチョコ送るってことは…好き、ってことなのかな。
「…なにニヤニヤしてんの。」
「だってぇ…」
あの玲華が恋……
「変な子。」
玲華は少し引き気味で私のおでこを小突いた。
「じゃあまたね、玲華!」
「また明日。」
バレンタインデーまであと2日。
玲華も私も、上手くいくといいな。

