それから俺は、結月の事を極力思い出さないために必死に勉強して地元でも有名な会社に就職した。
それは玲華も同じだったらしく、必然と俺たちはまた一緒になった。
───そこでまた、出会ったんだ。
「篠宮 莉茉です!よろしくお願いします!」
顔は全然違う。
名前だって、かすりやしないのに。
「結月…」
その子はあまりにも結月に似すぎていた。
だから、といえば最低な話だが最初は単なる興味で近づいた。
雰囲気がどことなく似ている彼女……莉茉に。
「…で、その莉茉って子、まんまと好きになっちゃったと。」
「そんなんじゃない。」
「話聞く限り好きになってるじゃない。…素直になんなさいよ?」

