でも私が同じ会社に入社するようになって、絢くんは今までの出勤時間よりはやく出勤するようになった。 全部私と同棲しているのとかがバレないため。 …あんなに朝が弱かった絢くんなのにね。 「…ばか。」 給湯室でもまた1人、言えないことを呟いた。 誰にも拾われることなく、窓から吹く風に流されていったけど。