塩対応彼氏の恋愛事情。



「ここっていつ通っても不気味…」


近道だからと通るここは、古びた駐車場。

学校の奴らは色々噂してるけど、特になんとも思わない。


…ただ珍しく玲華が怖がってるから、気になっただけ。




「ここ駐車禁止じゃなかったっけ?」

「そういえば、いつもある紙がないね。てか車とまってない?」


玲華が少し覗いてみると、確かに黒い大きな車が止まってる。

カーテンもついてるし、なんか怪しい雰囲気だけどああいうのには関わらない方がいい。







「──…オイ!逃げんな!!」


焦ったような男の声と、車のドアが開く音がした。