「なに、振られでもしたの?」
“今日は一緒に帰れない”
そう結月に言われ、1人で帰っているとたまたま玲華と会った。
「へぇ…あの子が用事ね。」
結月は部活には入っていないし、クラスは違うからただ担任に呼ばれただけかもしれない。
それなのに、なんでこんなに胸がざわつくのか、その時の俺はまだ分からなかった。
「で、結局のところ結月とは手しか繋いでないわけか。」
「…うるさい。」
「まぁ、大切にしてるならよし。」
やたらと結月を可愛がっている玲華は、たまにこうやって俺たちふたりのことを聞きたがる。
それがいつまで続くのか知らないけど、毎回謎の姑感がするんだよな…。

