直球すぎです、成瀬くん





「先輩今日もすごいね…!」

「うん…っ!」



翌日。
昨日とは違う白いユニフォームを着た先輩たちは、今日も朝井先輩を筆頭に次々と点を追加していく。

昨日大活躍だった朝井先輩は、今日も高いジャンプから繰り出される鋭いスパイクで点を重ねていく。

そして難なく1セット目を勝ち取った。



「すごいね!今日もストレート勝ちしちゃうんじゃない…!?」


興奮気味にコートを見下ろし、ミーティングをする先輩たちを見ながら百叶は目を輝かせた。


「うん、先輩たち、今日も勝てるよきっと…!」


私も、先輩たちを見ながら頷く。





ーーーしかし、



「……っあぁ〜…」


2セット目に入ると、流れが変わってしまった。


さっきまで面白いくらいに決まっていた朝井先輩のスパイクが、徐々に相手のブロックに捕まるようになってしまった。


「…朝井先輩、完全にマークされちゃってるね…ブロックの人数増えてキツくなってきた…」


…得点源の朝井先輩を完全に抑え込もうとしているのがわかる。さっきまでは2人だったのに、今や3人がブロックに飛んでくる。


得点が決まらなくなってしまい、そのまま2セット目を奪われてしまった。




そして3セット目。

マークが集中している朝井先輩以外の選手をメインにボールを集めるように変えた先輩たちは、2セット目よりも多く得点を重ねたものの………やはり得点源の朝井先輩のボールがなかなか決まらず、惜しくも3セット目も落としてしまった。