机の上には1枚の写真が置いてあった。 「っっ。」 春と私の写真。 傷1つない大事にしてたんだ、きっと。 おそらく、ここに1回は戻ったはず。 それか、私達の今住んでいる市の家? 場所は確定しないけど何となくなら分かる。 でも、その可能性は低いだろう。 どっちらかが大事と言えば、私との思い出が詰まったこの家。 そうだと直感した。 理由は簡単。 私が春だったらそうする。 私達は似た者同士。 お互いがお互いを求めてる。 私は春が全てなんだ。春がいない世界はありえないの。