記憶のない私も願っている気がした。 「花に記憶が戻りますように。」 そう星に。 「春に会ってね。春を助けてあげて。きっと苦しんでる。」 そう私に。 お願いします。星さん。 おそらく、春からの想いが私の夢に出てきたように。 願いも寝て叶う。 そんな気がした。 「春...好きだよ。」 星を見上げてそう呟き目を閉じた。