春side 俺の日常は"あの日"から急激に変わり始めた。 あの日とは花と離れることを決めた日。 花と会わなくなった日。 俺はこの一年半がとても殺風景になった。 星を見ている時、俺の中で星が色を失ったようになった。 その時、思ったんだ。 これは花と見ていたから綺麗な星が見れていたんだ。って。 俺の中で花がいることは当たり前になっていたんだ。 たとえ昔みたいに手を繋いだり、キスをしたりしなくても。