祥太といると 甘くて 熱くて 胸がキュンとして。


私は 光司といる時 そういう気持ちに ならなかった。

いつも 穏やかで 寛いで 自然体で過ごしていた。


光司には そういう時間を 求めていたから。


求めるものが 変わったから 

私は 祥太に惹かれたのかな。


祥太は 私さえ 気づかなかった 

私のサインを 拾ったから。


「まどか。今度 いつ泊まる?」

日曜の夜 私を 送りながら 祥太は聞く。

「金曜日?」

「えー。まだ先だよ?まどか 1人で 眠れるの?」

「だって…祥太と眠ったら 次の日 仕事なんて できないもん。」

「俺 少しは 抑えることも できるよ?」

「じゃあ 水曜日?」

「あと 2日も?キツイなぁ。」


私は 祥太の腰に 腕を回す。

職場で 顔を合わせることが 恥ずかしいくらい

祥太は 甘い声で 言うから。


「俺 まどかのご両親に 挨拶したら 一緒に 暮らせる?」

「私 家事 出来ないけど…?」

「いいよ。俺が できるから。」

「毎日 あんなに シテたら 私 仕事 行けないよ?」

「まどか バカだろ?毎日 あんなに できるかよ。」


やっぱり 私は 胸がキュンとして

頬を染めて 俯いてしまう。