祥太といると 新しい私が どんどん顔を出す。

いつも しっかり者って 言われていたのに。

キスをしてから 私は 甘えが 爆発していた。


「まーどかちゃん。どうしたの?」

歩きながら 祥太に 抱き付いて 寄り掛かる。

そんな私を ギュッと 抱き寄せて 

祥太は からかうように 甘く言う。


「……」

「キスしたいの?」

「うん…」

「じゃ こっちに来て。」

祥太は 人影のない道へ入り 私を 抱き寄せる。


どんどん 熱くなるキスは 期待に変わり。

込み上げる 熱い思いに 私は 戸惑っていた。


「まどか。俺の部屋に行こう。」

祥太が 言ったのは キスをして しばらく経ってから。

街が 少しずつ クリスマスムードに なる頃だった。