「光司 ごめんね。去年の今頃 光司が こんなに疲れていたなんて。私 想像もつかなかった。」

「ハハハッ。どうしたの まどか。いきなり。」

「だって。私 光司に会えなくて 辛いとか言って。光司を 困らせていたよね。」

「まどか。相当 疲れているね。もう 今日は お風呂入って 寝なさい。」

「光司 疲れていても 1人で全部 やっていたんだね。すごいよ。私なんて お母さん任せなのに。」

「俺は ずっと1人暮らしで 慣れてるから。全然 平気だよ。まどかも 今は 疲れているけど。すぐに慣れるから。大丈夫だよ。」

「そうかな。本当に 慣れる?」

「慣れるよ。そしたら デートしようね。」


光司は いつでも 優しい。

父親のような 温かな優しさに 包まれて。


光司は 私を 必要としているのかな…


疲れた頭を 負の妄想が よぎった。