オフィスとは違う彼の裏の顔



「えっ、いいんですか⁉︎
嬉しい」



そうと決まれば、遊園地を後にして駅に向かう。



そういえば、私が眠ちゃった時、金木くんの声がした気がするんだけど…



私のことを起こそうとしてくれてたのかな?





「ねぇ金木くん。私がベンチで寝てしまった時、私のこと呼んだ?」



金木くんは少し驚いたような表情をしたが、すぐにいつものように笑顔に戻り



「いいえ、気持ちよさそうに寝ていたので、声はかけてないですよ」



やっぱり私の聞き間違えか






「南央さんの部屋、楽しみだなー」