大地くんは、モトナリの気持ちに気づいて、それでもモトナリの気持ちを尊重してくれたのかな。
関わりたくなければ追い返す。
2人で遊園地に残したりしない。
「遊園地、楽しんできたよ」
「それはなにより」
「妬かないの?」
「もうケンカすんなよ」
そう、だよね。
あたしはモトナリのこと男として見られないわけだし。
ヤキモチなんてあるわけないか。
「……まあ。内心穏やかではない」
「え?」
「モトナリ。クッソイケメンだからな」
いやいやいや。
「中学生だよ、あの子」
「どう見ても期待値高すぎだろ。捻くれてるところ考慮してもツンデレだと思うと可愛いじゃねえか」
「まあ。かわいいのは否定しない」
あれで愛嬌あれば、たまんないとは思う。一途なのもポイント高い。
「半分血が繋がってるから余裕こいてたが。まさかのお前の勘違いで。繋がってねえし」
へんなの。
大地くんが、モトナリをライバルみたいに思ってる。
あたしは大地くんだけなのに。
「女の子じゃなかったんだね。写真のひと」
「ああ。アイツは細身だが筋肉あんぞ」
「自衛官も女装とかするんだ」
「普通の人間ですから」


