海月さんて綺麗だし凄くモテそう。
毎日お店をしてたら恋愛する時間ないんじゃないかな。
高校生の頃にご両親を亡くされた、と大地くんは言っていたけど。
ずっと一人で頑張ってるの?
"今年も年末年始開けてるんだね"
今年も。それって、いつから?
"他にやることもありませんからね"
本当に?
ふと、大地くんの自室を思い出す。
ここを出ていって七年もたつのに生活感が残っていて、まるでそこで大地くんが暮らしているみたいだった。
……もしかして、海月さん。
ご両親の屋号を守るためでもあり、いつでも大地くんが帰って来られる場所を残したいのかな。
それが、家族愛?
顔を赤らめ、あたしのことを会ったときには好きだったと言ったモトナリ。
あたしは家族になる人をそんな目でみたことなんて、一度もない。けど。
「海月さん、て」
「んー?」
大地くんのこと見守ってきた海月さんは、大地くんのこと、どんな目で見てきたの?


