玄関に男物の靴がある。
今日は平日なのにどうして父が――。
「や、やめて――!!」
すると、リビングの方で何かが割れる音ともに母の悲鳴がした。
「お、お母さん――」
リビングに入ってあ然とした。
泥棒でも入ったかのようにリビング中が滅茶苦茶だった。
「ど、どうしたの……?」
ビール瓶を掴んで立ち尽くす父の前にうずくまっている母。
額からはポタポタと血が滴り落ちている。
「この女はな、俺の部下と不倫してたんだ……!そして俺をハメたんだ!!」
「えっ?」
「会社に行ったらデスクにこの写真が置いてあった」
父はそう言うと、わたしの足元にぐしゃぐしゃになった何かを投げつけてきた。
拾い上げると、そこには確かに見知らぬ男と腕を組んで歩く母の姿があった。
家の中では見たことがないくらいの眩しい笑みを浮かべて男を見上げる母。
女の目をした母。
そんな姿を見るのは初めてだった。
今日は平日なのにどうして父が――。
「や、やめて――!!」
すると、リビングの方で何かが割れる音ともに母の悲鳴がした。
「お、お母さん――」
リビングに入ってあ然とした。
泥棒でも入ったかのようにリビング中が滅茶苦茶だった。
「ど、どうしたの……?」
ビール瓶を掴んで立ち尽くす父の前にうずくまっている母。
額からはポタポタと血が滴り落ちている。
「この女はな、俺の部下と不倫してたんだ……!そして俺をハメたんだ!!」
「えっ?」
「会社に行ったらデスクにこの写真が置いてあった」
父はそう言うと、わたしの足元にぐしゃぐしゃになった何かを投げつけてきた。
拾い上げると、そこには確かに見知らぬ男と腕を組んで歩く母の姿があった。
家の中では見たことがないくらいの眩しい笑みを浮かべて男を見上げる母。
女の目をした母。
そんな姿を見るのは初めてだった。



