イジメ返し―新たな復讐―

【おかけになった電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめの上かけ直してください】

けれど、何度かけても無機質なアナウンスが流れるだけだ。

頭の中が真っ白になった。

真紀はもうこの町にいない……?それどころか、もう会えないっていうの……?

頭の中がパニックにある。

こんなはずじゃなかった。

こんなはずじゃ――!!

計画が違うじゃない!居場所を教えずに引っ越すなんて……そんなの聞いてない!

あたしはエマちゃんに電話をかけた。

けれど、何度かけても繋がらない。

「どうしてよ……!!裏切り者!!」

エマちゃんとの計画では、カスミちゃんにイジメ返しをした後、エマちゃんのお父さんが真紀たち家族の金銭的支援と仕事の斡旋をしてくれる予定だった。

エマちゃんのお父さんとは会ったことはないけれど、お金と権力のどちらも持ち合わせている人物であることは確かだ。

カスミちゃんの住んでいるアパートのほかにも数えきれないほどの土地や不動産を持っているとエマちゃんはさらりと教えてくれた。

すると、手元のスマホがブルブルと音を立てて震えた。

画面にはエマちゃんの名前が表示されている。

「もしもし!?」

あたしはすぐさまスマホを耳に当てた。