イジメ返し―新たな復讐―

でも、本当のことは言えなかった。言ったらきっと優しい愛奈はあたしのことを心配してくれるから。

あたしは愛奈と出会えて幸せでした。親友になってくれてありがとう。

正直に言うと、今、借金取りに追われています。

でも、エマちゃんが助けてくれた。あっ、愛奈と仲の良い神宮寺エマちゃんね。

あたしとお母さんは二人で遠くへ逃げることになりました。

そこで一から新しい生活を始めるの。バイトも頑張って二人でちゃんと借金を返すことにした。

借金取りはあたし達家族と関係のあった人に接触をするかもしれない。

だから、あたしはここで愛奈との関係を断つことにしました。

愛奈にだけは迷惑をかけたくないから。愛奈が大切だからこそこの選択をしました。

勝手に決めてごめんね。愛奈、幸せになって。大好きだよ。今までありがとう。


「なに……これ……。なんなのよ……」

手紙を持つ手がプルプルと震える。

一度だって面と向かって親友なんて言ってくれたことないじゃない。

手紙は続く。

それと、もう裏サイトのことが噂になって知ってるかもしれないけどあたしはある男に酷いことをされていました。

あのサイトに書き込まれていたことは本当なの。

誰があんなこと書き込んだんだろう……?

あれを見て死のうとまで考えた。恥ずかしくて、虚しくて、悔しくて、悲しくて……。

でも、あたしは負けない。あんなことを書く卑怯な人間に負けたりしない。

だから、愛奈も負けないで。

もう会えないけど、あたしはずっとずっと愛奈の幸せを願っています。

さようなら、愛奈。大好きだよ。 

【真紀より】


その手紙を全て読み終えると、あたしはすぐに真紀のスマホに電話をかけた。