翌日。カスミちゃんの事件を受けて学校は休校になった。
ガス漏れとタバコの不始末が重なったアパート火災の爆発によって4人が亡くなったからだ。
その中には憎きカスミちゃんも含まれている。
アパートの燃え方は酷く、遺体は男女の区別がつかないほどだったと朝のニュースでやっていた。
「愛奈ちゃん」
エマちゃんと約束した公園へやってきてベンチに座ったタイミングでエマちゃんが現れた。
いつも制服姿を見ているせいか私服姿はどこか大人びて見える。
「エマちゃん!カスミちゃんのこと色々ありがとう!ホント、最高!カスミちゃんがこの世にいないって思うだけでものすごい爽快な気持ちになる!」
それもこれも全部エマちゃんのおかげだ。
「そう。よかったね」
「え?エマちゃん、なんかあった?あんまり嬉しそうじゃないね?」
エマちゃんの目がどこか座っている。
「愛奈ちゃん、エマとの約束破ったでしょ」
「えっ、約束?破ってないよ。どうして?」
「じゃあ、これは、何?説明できる?」
エマちゃんはそう言うと、スマホをポケットから取り出して何やら操作するとわたしに手渡した。



