イジメ返し―新たな復讐―

それどころか満足そうな表情であたしを見つめた。

「ねぇ、カスミちゃん。悪いことをしたら、必ず報いを受けるべきだと思わない?悪いことをした人間がのうのうと暮らしているなんて許せないもの」

エマの目が座る。

「生まれながらに悪人の人間は多くはいないのかも。生まれ育った環境や生きてきた過程がその人間を悪人に変えてしまうのかもしれないね。カスミちゃんが愛奈ちゃんをイジメたのだってきっとそう。こんな家庭環境に生まれてしまったことが運の尽きだね」

「アンタ、何が言いたいのよ」

「カスミちゃんは金城やお母さんにたくさん傷付けられてきたかもしれない。でも、だからといって他人を傷付けていい理由にはならないの。悪いことをしたら罰を受けなくちゃいけない」

エマはそう言うと、土足のままあたしの元へ近づくと背中に回していた右手をあたしの腹部に押し当てた。

「ぐっ……!!」

瞬間、全身にビリビリと物凄い電気が走り手足が痺れた。