イジメ返し―新たな復讐―

「やめ……ろ!!」

両手で必死になって踏ん張っても金城はその手を緩めようとしない。

顔面中に激しい痛みが走り、視線が定まらない。

「お前のダチに神宮寺って名字の奴はいるか!?」

神宮寺エマ。その名前が脳裏を過ったものの、それを答えることができない。

口の中は溢れ出た唾と血液で一杯になり、うまく言葉にならない。

「お前のせいで、俺は消される。この世から抹殺される!」

「なに……言って……」

意味が分からない。

「もう俺はおしまいだ。お前のせいだ。全部お前のせいだ!!」

金城はそう言うと、あたしの髪から手を離して床に転がったスマートフォンを手に取り電話をかけ始めた。

「クソっ!おしずれーな!!」

自分が画面を割ったくせにそれに苛立ち悪態をつく金城。


終わったの……?

顔面の痛みに顔を歪めているはずなのに、表情が変わっている様子がない。

ゆっくりと起き上がり部屋の鏡を見て驚愕した。