イジメ返し―新たな復讐―

「アンタ、それ本気で言ってんの!?真紀と親友だったんじゃないの!?つーか、真紀が死んだとしてもアンタは今と同じセリフを言えるわけ!?」

『さっきから何を熱くなってるの?それに、カスミちゃんの口から親友って言葉がでるなんてちょっと信じられない。何度も言うようだけど、真紀が生きようが死のうがわたしには関係のないことだから』

「アンタ……」

愛奈はわたしと真紀の家族が金城にされていたことや詳しい事情を知らない。

でも、愛奈はなぜか金城の存在を知っていた。

「それで、結局カスミちゃんの用件はなに?もしかして、真紀が金城って男にされてることの話?それとも、真紀の家の借金の話?」

「なんで……」

絶句する。どうして愛奈に真紀の家の情報が洩れているんだろう。

『わたし、全部知ってるよ。カスミちゃんが暴力的になったのも学校で弱い者いじめするのも全部その男のせいなんでしょ?あっ、でもカスミちゃんの家はお母さんもあれだよね……。カスミちゃんも被害者っていったら被害者なのかもしれないけど、やりすぎたね。その罰を今受ける時なんだよ』

電話口で愛奈がくすっと笑ったのがわかった。

「ふざけんなよ……。テメェ、殺してやる!!」

『殺せるものなら殺してみなよ?できもしないこと軽々しく言わないで』

愛奈の言葉のあと、背後で物音がしてハッとして振り返った。

そこにはボクサーパンツ姿の金城が立っていた。