『カスミちゃん……?カスミちゃんにも……こんなことを?』
『アイツとは小学生の時からの付き合いだからなぁ』
『ひ、人でなし!!なんてことを……!』
真紀はそう言って金城の顔を叩いた。
『カスミちゃんが可哀想……。可哀想だよ……』
そして、顔をクシャクシャにして泣いた。何度も何度もあたしのことが可哀想だとしゃくりあげるように泣きながら金城に抗議した。
真紀は金城にもて遊ばれた。いくつもの動画にそれは保存されていた。
グッと涙が溢れそうになるのを堪えている真紀の姿が自分と重なる。
真紀が……あたしと同じ思いをしていた?
まさか、そんな……そんなはずがない。
真紀はあたしとは違う。違うはずだ。それなのに――。
あたしはすぐさま自分のスマホを取り出して真紀に電話をかけた。
金城の言葉が気にかかる。
「チッ、なんで出ないのよ!」
何度か鳴らした後、留守番電話に切り替わってしまった。
真紀の家までうちからは距離がある。自転車で約20分程度かかる。
「愛奈……。愛奈なら……」
愛奈の家から真紀の家までさほど距離はない。
自転車なら5分もかからないだろう。
自分でもどうしてこんなことをしているのか全く理解できない。
真紀が金城の餌食になろうが、心中しようがあたしには全く関係のないことだ。
むしろ、金城が引っ張った金で一緒に豪遊することもできただろう。
それなのにどうしてあたしは真紀の身を案じているんだろう。
どうして大っ嫌いな愛奈に電話をかけようとしているんだろう。
『アイツとは小学生の時からの付き合いだからなぁ』
『ひ、人でなし!!なんてことを……!』
真紀はそう言って金城の顔を叩いた。
『カスミちゃんが可哀想……。可哀想だよ……』
そして、顔をクシャクシャにして泣いた。何度も何度もあたしのことが可哀想だとしゃくりあげるように泣きながら金城に抗議した。
真紀は金城にもて遊ばれた。いくつもの動画にそれは保存されていた。
グッと涙が溢れそうになるのを堪えている真紀の姿が自分と重なる。
真紀が……あたしと同じ思いをしていた?
まさか、そんな……そんなはずがない。
真紀はあたしとは違う。違うはずだ。それなのに――。
あたしはすぐさま自分のスマホを取り出して真紀に電話をかけた。
金城の言葉が気にかかる。
「チッ、なんで出ないのよ!」
何度か鳴らした後、留守番電話に切り替わってしまった。
真紀の家までうちからは距離がある。自転車で約20分程度かかる。
「愛奈……。愛奈なら……」
愛奈の家から真紀の家までさほど距離はない。
自転車なら5分もかからないだろう。
自分でもどうしてこんなことをしているのか全く理解できない。
真紀が金城の餌食になろうが、心中しようがあたしには全く関係のないことだ。
むしろ、金城が引っ張った金で一緒に豪遊することもできただろう。
それなのにどうしてあたしは真紀の身を案じているんだろう。
どうして大っ嫌いな愛奈に電話をかけようとしているんだろう。



